第62回 個人情報保護法の「個人情報」(1)

 個人情報保護法の施行以来、個人情報の保護に対する意識は、企業は勿論、情報を提供する個人においても、年々高まっているように感じられます。そこで、改めて、個人情報保護法における「個人情報」とは、どのようなものをいうのかを見ていきたいと思います。

 個人情報保護法において、「個人情報」とは、[1] 生存する [2] 個人に関する情報であって、[3] 当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む)をいいます(同法2条1項)。

 まず、「個人情報」は、[1]「生存」している者に関する情報である必要があります。したがって、死者に関する情報は、「個人情報」には含まれません。もっとも、死者に関する情報が、同時に、遺族等の生存する個人に関する情報でもある場合には、生存する者に関する情報となります。(第63回コラムにつづく)