第4回 営業秘密と自社の強みの把握

 営業秘密は、会社にとって重要な財産であるので、これが漏洩しないよう適切に管理することが必要です。しかし、そもそも、会社が保有する無数の情報の中で、何を営業秘密として管理すべきか分からないことがあります。
 そこで、経済産業省の「営業秘密管理指針」では、自社の強みとなる情報を把握し、ここで把握された情報の中から営業秘密として管理すべき情報を特定するという方法が挙げられています。まず、売り上げの高い商品や個性の強い商品等を分析して、自社の強みとなる情報を把握します。次に、その情報の中から、外部に積極的にアピールすべき情報と、他社に対する競争の優位性を保つために秘密とすべき情報とを振り分けます。そして、この秘密とすべき情報を、営業秘密として、適切に管理することになります。
 営業秘密を認識することは、自社の強みを再確認する契機となり、さらなる会社の発展にもつながるでしょう。